3月 29, 2020 18:41 Asia/Tokyo
  • 対イラン制裁
    対イラン制裁

アメリカ、ヨーロッパ、カナダ、アジアの大学の教授らや民間活動家ら数百名が署名を集め、アメリカを除いた核協議の5つの当事国およびアメリカ議会に宛てた書簡において、一方的な対イラン制裁解除を米政府に迫るよう求めました。

イルナー通信によりますと、カナダ平和外交研究所は28日土曜、著名な大学関係者や民間活動家ら400名以上が署名したこの公開書簡を発表しています。

この書簡への署名者には、アメリカの著名な言語学者チョムスキー博士のほか、MITマサチューセッツ工科大学の教授なども含まれています。

これらの人々は、「トランプ米大統領は、2018年に国連安保理決議第2231号に違反して、イランとの間に取り交わしていた核合意から離脱し、一方的な対イラン制裁を行使するとともに、同国に対する最大限の圧力行使政策を展開してきた」と強調しました。

さらに、「アメリカ政府は、紙面上では人道分野の物品が制裁を免除されると表明しているが、実際には銀行・金融分野をも含むこれらの制裁は、イラン国民にとって必須の医薬品・医療機器の確保に甚大な悪影響を及ぼしている」とされています。

そして、「これ以上の制裁の続行は、医療ケアや治療、保健衛生サービスを確保する上での、イラン国民に対する否定しがたい権利の侵害となる」としています。

この書簡の署名者らは最後に、安保理のすべてのメンバー国に対し、国際法に基づき新型コロナウイルスと戦っているイラン国民を支援するよう求めました。

 

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