労働者週間
イラン最高指導者が労働者週間に祝辞 「労働者は富の生産における主要な柱」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「生産の量と質を高め健全な経済の中で富を生み出す上で重要なのは、労働者と雇用者相互の地位と役割である」と強調しました。
ハーメネイー師は6日水曜、「労働と労働者週間」に際し、7か所の製造企業とのテレビ会議に臨み、「労を惜しまぬすべての労働者に、労働者週間の祝辞を申し上げる」とし、国内生産に関する希望に満ちた報告は喜びをもたらす魅力的なものとし、こうした報告が広く披露されるよう強調すると共に、「 労働者階級が抱える問題の解決は重要かつ配慮すべき事柄である」と語りました。
ハーメネイー師は、イランの経済目標を富の生産および国民間での公平な分配であるとし、「健全な経済を達成するために、労働者は国の富の生産における主要な柱の1つであり、第1の要素である」と述べました。
そして、熟練し革新的技術を持つ労働者は仕事の質を向上させるとし、「したがって、経済企業と雇用主は労働力の知識と技能で利益の配分を増やすべきであり、一方の労働者も一層責任を担い、過失なく働かねばならない」としました。
また、労働者と雇用主は経済成長と発展の2つの主要な柱だとし、公正な賃金と定期的な支払い、仕事の保障、保険、教育、福祉および健康サービスを含む労働者の権利に注意を払う必要性を強調しました。
ハーメネイー師はさらに、イラン暦の今年(2020年3月20日~21年3月20日)が「生産の飛躍の年」であることを指摘し、イラン経済における生産のカテゴリーを人体の免疫システムのようなものとして、次のように述べました。
「ウイルスへの対抗において免疫システムが重要であるように、生産が適切に成長を遂げるならば、石油価格の変動、天然のウイルス、人工ウイルスから国の経済構造を保護できるだろう」
ハーメネイー師はさらに生産と生産者をサポートすることが当局の重要な職務であるとしました。
そして最後に、煩雑な規制の排除、密輸との本格的な戦い、無制限の輸入との対抗、金融の腐敗・汚職との戦い、知的財産権の尊重、弊害をもたらす投機的活動との戦い、緊急事態時の関税免除 などの重要性を説き、労せずに富を得ることは不可能であると結びました。
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