イラン最高指導者、「新型コロナ禍での西側の3つの敗北要素は管理力、社会哲学、モラル」
(last modified Sun, 10 May 2020 11:27:50 GMT )
May 10, 2020 20:27 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
    イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「新型コロナウイルス禍の中、西側諸国は管理能力、社会哲学、そしてモラルといった3つの分野で敗北した」と語りました。

ハーメネイー師は10日日曜、イラン新型コロナウイルス国家対策本部とのテレビ会議において、このウイルスとの闘いという世界規模での試練における西側の敗北にスポットを当て、「西側諸国や西洋かぶれした人々は、この敗北の事実が漏れることを望まないが、この無能さの側面が検討、表現される必要がある。それは、諸国民にとっての運命の選択が、まさにこうした啓発に左右されるからだ」と語っています。

また、≪西側諸国の管理能力面での敗北≫に関しても、「欧米諸国における新型コロナ拡散は、世界のほかの地域よりも送れて始まった。この事はすなわち、これらの国がこのウイルスに対処するまでに時間があったことを意味する。だが、欧米諸国は然るべき形で対処への準備ができなかった。一部のヨーロッパ諸国やアメリカで、新型コロナウイルスへの感染者や死亡者の累計数が多いこと、そして失業といったこれらの国での人々の様々な問題は、こうした無能ぶりを示している」と述べました。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

さらに、≪西側諸国の社会哲学≫も新型コロナウイルス対策において失敗している」とし、「西側諸国における社会哲学の内容や精神は、物質主義や金銭をベースとしている。そして、それが理由で、彼らはコロナウイルス対策において高齢者や基礎疾患のある者、貧者、知的障碍者には注意を払わなかった。それは、こうした類の人々は金銭獲得や物質主義をもたらす能力をもたないからである。これゆえ、老人福祉施設で多くの人々が亡くなっているのであり、この事実は西側世界の社会哲学の敗北をも如実に物語っている」としています。

そして、≪一般的なモラル≫分野での敗北に関しても、商店への市民の殺到などに触れ、「ヨーロッパ市民は、これに関して多大な主張を行ったにもかかわらず敗北した。この事実は世論に対し釈明される必要がある」と語りました。

最後に、社会、文化、医療、保健衛生、学術、危機管理、各種サービス提供といった様々な側面における新型コロナウイルス対処分野での、イランの国民と責任者らの行動・機能ぶりを、≪偉大かつ栄誉あふれる聖なる行動≫であるとし、「親愛なるイラン国民は、沈着冷静で忍耐強い行動により、燦然と輝いたとともに、イラン・イスラム文化をクローズアップさせた」と述べています。

 

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