イラン最高指導者、「米国は確実にイラクとシリアから追放される」(写真)
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「アメリカが嫌悪される理由は、同国がアフガニスタンやイラク、シリアなどの国々で戦争を引き起こしたことにある」とし、「アメリカは、自分たちがシリアに歩兵隊を配備したのは石油の存在ゆえ、と明言するだろう。だが、彼らはシリアとイラクのどちらにも残れる運命にはない。確実にこれらの国から追放されるべきであり、また必ず追放されるだろう」と語りました。
ハーメネイー師は17日日曜午後、学生の集団や複数の学生団体とのテレビ会議に臨み、「世界の多くの国、さらには米国内でも同国の国旗が燃やされるのを目にしている。これは米政権に対する各国国民の嫌悪の実例である」とし、「諸国民に加え、米国に協力する一部の国の首脳も、本音を語る際には米国の政治家や政府への嫌悪を示し、もはや信用も注目もしていない」と述べました。
また、「米国に対する現在の嫌悪の一端は、無能で論理に欠け暴言を吐く大統領や国務長官ら、米現政権の責任者の行動に起因する」と指摘し、「もっとも、米国が嫌われているのは単にこれらの問題だけが理由ではない。殺害や犯罪行為、不公正、テロリストの育成、悪名高い専制政権への肩入れ、日々拡大するシオニスト政権イスラエルの圧制への無限の支援など、これらを含む長期間にわたる米国の行動、そして新型コロナウイルス危機管理で露呈した政府の無能ぶりも見逃せない」としました。
さらに、理不尽な要求にイランが毅然と抵抗していることに触れ、「ただし、敵がまだ国家としての威信を傷付け国民を貶めようとする工作を諦めたわけではないことに留意する必要がある。だが、敵のあれほどの工作にもかかわらず、神はその反対の運命を下した」と語りました。
最後に、「西側諸国と比較した、イラン国内の新型コロナウイルス抑制管理の方法等に見るコロナ関連の問題、ウイルスの解明に向けた学術分野での努力、(コロナ時代での貧しい人々に対する)信仰心からの大規模な支援、そして衛星打ち上げ等々の事柄は、イラン国民自ら大いなる威信や自信を芽生えさせている」と述べました。
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