世界ゴッツの日
視点:世界ゴッツの日; イスラム世界の覚醒と犯罪者政権を非難する日
本日、聖なるラマザーンの月の最後の金曜は、パレスチナ人との連帯をアピールする世界ゴッツの日です。
イランのローハーニー大統領は21日木曜夜、世界ゴッツの日に寄せたメッセージの中で、≪パレスチナの首都ゴッツ・聖地ベイトルモガッダス・エルサレム≫の不変の原則を強調し、「毎年ラマザーン月の最終金曜に、抑圧下のパレスチナ国家支援のための式典を開催することは、イスラムの理想の擁護におけるイスラム教徒の忍耐力、団結、共感の象徴である」としました。
この日はいくつかの観点から重要です:
観点1.この日は人間的観点からパレスチナ問題に重点を置いており、それは世界ゴッツの日に、占領下でその祖国を追われ難民となった一つの国民に対するイスラエルの犯罪の非難という象徴的な行動として表されています。
観点2.国際法およびあらゆる占領を否定する面からパレスチナ人の権利の継続的な保護が必要です。
これらの問題の一つ一つは、イスラム世界で最も重要な問題としてのパレスチナの運命の重要性を強調しています。 70年以上にわたる歴史的な抑圧の経験は、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの占領者が、抑圧された人々の権利の承認に決して同意しないことを示しています。 この状況を終わらせる唯一の方法は、抵抗の継続と、占領者を国際法に屈服させ、パレスチナ人の運命の原則に従うことを強制する世界的な闘争の継続です。
イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、これに関しパレスチナ問題の包括的な解決策を考え出しました。
この戦略について、ハーメネイー師は「パレスチナ人は他の国の国民同様に、自分たちの運命を決定し、自分たちの国を統治する政治体制を選択する権利を持っている。外国から移住してきたのではなく原住民としてのパレスチナ人であるイスラム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒は、どこにいようと、パレスチナ国内、難民キャンプまたほかの場所でも、決められた国民投票に参加し、パレスチナの将来の政治体制を決定する権利がある。国民投票によって成立した政治体制と政府は、独立の後、遠い昔にパレスチナに移住したパレスチナ人以外の移住者の義務を決定する。これは一つの正義と理にかなった計画であり、国際世論はこのことを正しく理解しており、独立した国家や政府からの支援を享受できることになる」と述べています。
これについては、肉体的および構造的精神的暴力をふるうことを通じての侵略的、拡張主義なシオニスト政権の政策が、パレスチナ人の権利への広範囲で体系的な蹂躙につながったことは間違いありません。イスラム世界において、長期的な目標で、分離主義的、分裂と影響を生み出すことを狙ったこのプロセスは、地域的および国際的な平和と安全に対する脅威とみなされます。したがって、世界ゴッツの日はこの占領を非難するだけでなく、米国とイスラエルとその地域の同盟国が追い求める世紀の取引といった陰謀に対する、イスラム共同体の覚醒のしるしでもあるのです。
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