船舶保険企業関係者、「対イラン制裁に関連した米政府の新命令の遵守は不可能」
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船舶運航
船舶保険企業やその事業主らが、「対イラン、北朝鮮、シリア制裁逃れの阻止を目的にトランプ米政権が発令した命令について、海運業界がこれを完全に遵守することは不可能だ」としました。
アメリカ国務省は 今月 14 日、イランを含む複数の国に対するさらに厳しい制裁行使を目的とした Global Maritime Advisoryを発表しました。
アメリカ国務省はこの声明において、今回のガイダンス公表の目的は、特にイラン、北朝鮮、シリアを対象とした米国の制裁を逃れるために行われる「船舶運航に関連した詐欺まがいの行為」に対抗できるよう、海上保険会社や船主、用船者、エネルギーや鉄鋼業界関係者を支援するためだと主張しています。
さらに、この命令はアメリカおよび同国以外の企業の両方に関連したさらに多くの情報の共有、諸船舶の現在地の継続した追跡、違反行為の疑いある活動についての調査を求めています。
全世界の約90%の外航船の責任保険を引き受けている国際P&Iグループ内の諸制裁小委員会の関係者は、今回のアメリカによる命令には実施不可能な条項が含まれている、としています。
また、英ロイズ保険組合の関係者も、「貿易上、365日間昼夜を通して船舶の航行・停留位置を監視することは不可能だ」としました。
ロイター通信も、アメリカ国務省の声明を、海運産業のかく乱の危険を増す、世界規模での海運産業にとっての障壁だと報じています。
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