イラン中央銀行総裁、「韓国はイランとの約束を果たすように」

6月 10, 2020 21:01 Asia/Tokyo

イラン中央銀行のヘンマティー総裁は、韓国が自国内に存在するイランの外貨資産へのアクセスを妨害していることを指摘し、「韓国は、イランに対する自らの約束･責務を果たすべきだ」と批判しました。

ヘンマティー総裁は、10日水曜に公開された米ブルームバーグ通信のインタビューの中で、「韓国の銀行にあるイランの外貨資産が、違法な形で凍結されている」とし、「イランはこの外貨を米国が制裁の適用外とする医療機器や食糧の購入に使用する意向だ」と述べました。

また、韓国の銀行は政治ゲームに足を踏み入れているとし、「韓国の銀行がイランと結んだ国際合意を遵守しないのであれば、イラン側は国際法に則り、法的措置に訴える権利がある」と警告しました。

さらに、「米国は制裁によって、イランの経済成長を妨げようとしたが、イランはこれらの制裁への対抗に成功した」と強調しました。

ヘンマティー総裁はまた、世界規模で新型コロナウイルスが拡散し、各国経済に影響を与えていることを指摘し、「イランは、比較的早い時期にコロナウイルスの被害を受けた国の一つだった。我が国の経済は、元の状態に戻りつつあり、現在の不足を管理しつつある」と述べました。

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イランと韓国の関係