ウィーン国連機関イラン代表、「核合意でのバランスの回復は必須」
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ガリーブアーバーディー・イラン代表
在オーストリア・ウィーン国際機関のガリーブアーバーディー・イラン代表は、「核合意のすべての当事国の権利と責務の間で、失われたバランスを回復することは必須事項だ」と述べました。
ガリーブアーバーディー・イラン代表は、16日火曜にテレビ会議形式で開催された、イランでの核合意履行の検証など、国際原子力機関(IAEA)事務局長の最新報告を検討するIAEA国際原子力機関理事会の会議の席上で、「米国の悪意ある政策により、加盟国は安全保障理事会決議2231の規定を実施することができなかった」と述べました。
また、「米国は、IAEA定款の目的と安全保障理事会決議2231の規定に明らかに矛盾する、核合意と国連決議に対する違反行為の結果について、全責任を負わねばならない」と述べました。
ガリーブアバーディー代表は、IAEA事務局長に対し、米国の破壊的な行動をIAEA報告書に反映させるよう求め、「他の核合意締約国、特にヨーロッパ3カ国と国際社会は、手遅れになる前に核合意に基づく自身の責務を果たし、信頼を強固なものとするために、有効な実践的措置を講じなければならない」と強調しました。
また、IAEAが昨年イランで、33回の追加の立ち入り検査を行ったことを指摘し、「遺憾なことに、今年3月以降、この事実が事務局長の報告には反映されていない。イランはすでに、このようなレベルでの追加の立ち入り検査が認証されないのであれば、今後、必要な決定を行う、と警告している」と語りました。
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