フランスの核弾道ミサイル実験にイランが懸念を表明
(last modified Sun, 21 Jun 2020 05:39:30 GMT )
6月 21, 2020 14:39 Asia/Tokyo
  • ムーサヴィー報道官
    ムーサヴィー報道官

イラン外務省のムーサヴィー報道官が、核弾道ミサイル実験実施というフランスの措置を、NPT核不拡散条約にある同国の責務に反するとしました。

フランスのフロランス・パルリ国防相は今月12日、同国が開発した弾道ミサイルM51の発射実験を北西部フィニステール県沿岸の原子力潜水艦弾道から行ったと発表しました。

M51は全長12メートルの潜水艦発射ミサイルで、核弾頭10個の搭載が可能です。

ムーサヴィー報道官は20日土曜、フランス海軍による核弾頭搭載可能な次世代型大陸間弾道ミサイル1発の発射実験について懸念を表明すると共に、「この措置はNPT第6条および核軍縮に関連するフランスの責務に完全に反するものである」と述べました。

また、核兵器が国際平和と安全を脅かすことに触れ、「このような兵器の新規製造や実験は、国際的な軍縮・核不拡散体制の重石としてのNPTの存在を脆く弱いものにする原因となる」と指摘しました。

そしてフランス政府に対し、核軍縮における自国の国際的責務を完全に遵守するよう呼びかけました。

 

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