イラン外務省報道官、「虚言と罪の捏造は、アメリカ外交の基本要素」
(last modified Thu, 09 Jul 2020 11:05:55 GMT )
7月 09, 2020 20:05 Asia/Tokyo
  • ムーサヴィー報道官
    ムーサヴィー報道官

イラン外務省のムーサヴィー報道官が、虚言、罪の捏造、怨恨拡散は、アメリカ外交、とくに現政権における外交の基本要素に数えられるとして、「米国務長官の『怨恨拡散』的発言も、このような手法の表れである」と強調しました。

ムーサヴィー報道官は9日木曜、イエメンへ武器を運んでいたイラン船舶を拿捕した、とするポンペオ米国務長官による空想的な主張を根拠のないものだとし、「対イラン武器輸出制限継続のために国際舞台や安保理で成果を得られなかったと感じているアメリカは、罪の捏造と虚言によって、『最大限の圧力』継続や悪意ある目的の推進に向けた口実を作ろうと努力している」と説明しました。

さらに、アメリカとサウジが5年にわたりイエメンの封鎖を続けていることが、同国で飢餓や栄養失調により数千人が亡くなる原因となっていることに触れ、「アメリカとサウジは、イエメンで行う自国の犯罪の責任を取るかわりに、他者について不当で根拠ない罪を捏造することで、人道に反した犯罪行為に対する責任逃れを工作している」と指摘しました。

サウジアラビアは、米国、アラブ首長国連邦、および他の数か国の支援を受けて、2015年3月からイエメンに対する軍事侵略を開始し、同国を全面的に封鎖しました。

この戦争により、イエメンではこれまでに1万6000人以上が死亡、数万人が負傷した他、数百万人が難民化しています。

 

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