イラン最古のモスク:セムナーン州ターリーハーネ・モスク(写真)
(last modified Sat, 25 Jul 2020 08:34:10 GMT )
7月 25, 2020 17:34 Asia/Tokyo
  • セムナーン州ターリーハーネ・モスク
    セムナーン州ターリーハーネ・モスク

西暦で8世紀にあたるイスラム暦2世紀にまで歴史をさかのぼることができるターリーハーネ・モスクは、イランの首都テヘランの東に隣接するセムナーン州の都市ダームガーンの南東にある歴史的なモスクです。

ターリーハーネ・モスクは、イスラム初期の最も古い建築様式を持つ建物で、今から1300年ほど前のイスラム暦130年~170年頃に建てられたと云われています。

このモスクは、付属する高い尖塔=ミナレットを持つイラン最古のモスクのひとつに数えられています。モスクの傍らにあったミナレットの面積は5.6㎡で、さらにその横には、セルジューク朝時代(11~12世紀)に増設された、コーランの節がイスラム書道の書体の1つ・クーフィー体で刻まれた碑文を持つ別のミナレットもあります。

ミナレットの高さは26mで、86段の階段があります。塔の周囲は下部では13mありますが、上部に行くほど狭くなり、先端では8.6mとなっています。

 

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