イラン外務省報道官、「米は安保理の方策を悪用」
(last modified Mon, 10 Aug 2020 10:36:15 GMT )
8月 10, 2020 19:36 Asia/Tokyo
  • ムーサヴィー外務省報道官
    ムーサヴィー外務省報道官

イランのムーサヴィー外務省報道官が、対イラン武器制裁の延長を狙うアメリカの工作を指摘し、「アメリカは国連安保理の方策を悪用している」と非難しました。

ムーサヴィー報道官は10日月曜、記者会見し、11日の安保理会議で対イラン武器制裁の延長に関するアメリカの決議草案が提起されることに触れ、「このような行動は反イラン的である以上に、安保理や国際的な方策に反するものだ」と述べました。

また、「アメリカは安保理を破滅に追い込み、あるいは自らに服従させようとしている」とし、「安保理メンバーは、アメリカの罠にはまらないよう注意する義務がある。おそらく、アメリカの今回の行動も安保理の配慮により失敗に終わるだろう」としました。

さらに、対イラン武器制裁延長をめぐり、PGCC・ペルシャ湾岸協力会議事務総長が、最近安保理に署名入り書簡を送ったことについて、サウジアラビアの関与を指摘し、「確かな報道によれば、PGCCの一部加盟国はこの書簡の内容を周知されていなかった」と語りました。

そして、イランが先ごろペルシャ湾岸諸国との協力を提案したことに触れ、「イランは、わが国に対する武器制裁の解除を懸念していた国々に対し、地域を武器弾薬庫に変えたのはあなた方自身であり、このような行動はアメリカの機嫌取りに過ぎないことを断言する」と述べました。

最後に、今秋の米大統領選にイランが介入しているとした米政府関係者の発言に言及し、「アメリカ側のこのような主張は笑止の沙汰だ。というのも、イランがそもそも注目しているのはアメリカの政党、勢力、人物ではなく、イランに対する政策だからだ」としています。

 

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