視点;IAEA事務局長がテヘランを訪問 イランがIAEAへの信頼を再構築する機会
-
IAEA事務局長がテヘランを訪問
IAEA国際原子力機関事務局長の報告書によりますと、過去5年間、追加議定書に基づいた年間30件を超える補完的査察を含むIAEA史上最も厳格な査察が、イランで実施されてきました。
イランはこの分野で、その責務を超えて対応し、あるいは核合意に反対する一部の締約国の責務不履行にもかかわらず、忍耐強くその責務の厳守に努めてきました。
この枠内で、イランとIAEAとの協力は、核合意を批判する人々でさえそれを認めるレベルのものでした。
IAEAはこのような査察を行う前に独立して行動し、イランの核活動に関する捏造され根拠のない疑惑について、一度決定的に終わらせるべきでした。しかし、これに関する遅延と政治的圧力の影響を受け入れたことが、IAEAに対するイランの信頼が損なうまでに続きました。現在、同機関のグロッシ事務局長がテヘランを訪問中であり、双方の問題と責任について膝を突き合わせて協議しています。
イラン当局者が強調していることによりますと、IAEA事務局長の訪問は、紛争解決メカニズムを発動しようとする米国の要求とは何ら関係はありません。
ウィーンに拠点を置く国際機関のイラン代表であるガリハーブアーバーディー氏は、グロッシ事務局長の訪問はイラン側の招待によるものであるとし、「イラン政府は、特に現在のように敏感な状況にある中で、他の諸国がIAEAとイランの関係をコントロールすることを許可するようなことはない」と強調しました。
そして、「イランにとって重要なことは、IAEAが中立、独立、専門の3原則を遵守して行動し、セーフガードの問題においても、標準の原則と独自の独立した評価やデータを超えて行動しない、ということだ」と述べました。
グロッシ局長がテヘランを訪問する際に強調されるべき重要な点は、イランが核合意の責務を順守していることの確認したというIAEAの一連の報告書です。
これらの報告書は、IAEAがイランに対して提起したすべての問題が、IAEAの要求が正当であり調査対象が核物質であるという条件下で、相互協力の枠組みの中で解決されることを示しています。したがって、継続的かつ定期的な監視と査察、およびIAEAとイランとの前例のないの協力についてのこの機関の肯定的な報告書を無視することは、受け入れられることではありません。
ガリハーブアーバーディー代表は、最近、この問題をIAEAへの書簡の中で言及し、グロッシ事務局長に対し、米国の誤った主張と措置を反映するよう求めました。
しかし、それはなされず、米国は事実に反する主張を繰り返すことにより、イランとIAEA間の協力を改変し、不十分なもののように見せかけようとしています。
イランは、IAEAの規約と関連する条約の枠組みの中で、核問題に関する合法的な権利と義務をきちんと認識してることは明らかです。したがって、イランはこの点に関して、無理な強要や要求を受け入れることはありません。
IAEAの事務局長として初めてグロッシ事務局長がイランを公式訪問したことは、相互信頼を再構築するための良い機会です。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj