イランで、シーア派3代目イマームの殉教記念日に際した追悼行事が実施(動画)
(last modified Sun, 30 Aug 2020 05:52:03 GMT )
8月 30, 2020 14:52 Asia/Tokyo

シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教日である、イスラム暦モハッラム月10日を迎え、イランでは多数の市民がこれにちなんだ追悼行事を実施し、このシーア派の偉人を偲んでいます。

30日日曜は、イスラム暦1442年モハッラム月10日に当たり、アラビア語で数字の10を意味するアーシュラーと呼ばれています。

西暦680年に当たるイスラム暦61年のこの日、イマーム・ホサインとその教友らは、現在のイラク南部の町カルバラーにて、当時のウマイヤ朝の暴君ヤズィードの軍勢と戦い殉教しました。

イラン全国各地にあるモスクなどの宗教施設では今年、新型コロナウイルスが蔓延していることから、衛生プロトコルを厳格に守った上で、この追悼儀式を屋外空間にて実施しています。

また、コロナの影響により例年とは異なり、儀式の参加者の一部が食事を提供する代わりに、包み入りの食料品を恵まれない人々に配布しています。

さらに、イランの一部の州の市民は献血に参加しています。

今年の追悼儀式の参加者らは、新型コロナウイルス危機の収束と、感染者の治癒回復を祈祷しています。

イマーム・ホサインとその教友が残した、暴君への抵抗、そして他者に隷属しない自由という偉大な教訓は、古今東西を問わず、あらゆる時代において全人類に伝播しています。

 

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