イラン人映画監督、「米国は子ども用医薬品さえ入手させない」
9月 07, 2020 13:16 Asia/Tokyo
ベネチア国際映画祭にノミネートされているイラン映画「サン・チルドレン(英題) / Sun Children」のマジード・マジディ監督は、「アメリカは新型コロナウイルス禍でさえ、子ども用の医薬品がイランに輸入されることを許可していない」と述べました。
IRIB通信が6日日曜報じたところによりますと、マジディ監督は「サン・チルドレン」の上映記者会見でイランに対する米国の非人道的な制裁に言及し、「米国の非人道的な制裁による弊害は、何よりも子供たちと低所得の世帯に影響を及ぼしている」と述べました。
また、「サン・チルドレン」が児童労働をテーマにした作品であることを説明し、「この映画の俳優たちは働く子供たちの中から選ばれなければならなかった。この映画の関係者は、出演者を選ぶために数多くの子どもたちに出会った。そして子どもたちの中に多くの才能を発見した」と述べました。
映画「サン・チルドレン」は、宝物を求めて働く子供たちの物語ですが、彼らは宝物が自分たちであることに気が付いていません。
第77回ベネチア国際映画祭は、厳格な新型コロナ対策の下、9月2日に開幕し、コンペティション部門では18作品が金獅子賞をかけて競い合います。
ベネチア国際映画祭は9月12日まで開催されます。
マジディ監督は、アカデミー賞にノミネートされた初のイラン人監督で、「運動靴と赤い金魚」が1998年の第71回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされました。
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