9月 09, 2020 05:19 Asia/Tokyo
  • 遠心分離機
    遠心分離機

イラン原子力庁のサーレヒー長官は、今年7月にイラン中部・ナタンズの核施設で残酷かつ破壊的な爆破行為が起きたことに言及し、「施設内で、より近代的な製造スペースの建設が始まった」と語りました。

今年7月2日、ナタンズにあるウラン濃縮施設の1つで爆発事故が発生しました。

イルナー通信によりますと、サーレヒー原子力庁長官は8日火曜、イラン国会の国家安全保障外交政策委員会会合の傍らで、ナタンズ核施設の拡張に必要な措置に言及し、「イラン原子力庁は、ナタンズ・ウラン濃縮施設での爆発事故の後、まず最新式遠心分離機の製造のため、必要な機器を入手し、予備的な操業を開始した」と述べました。

また、イラン原子力庁は次の段階で、長期的な一歩を踏み出すと述べ、「ナタンズ核施設を破壊した工作員は特定されている。これに関してはイラン国家安全保障最高評議会が見解を述べるだろう」としました。

さらに、今回の委員会会合で原子力産業の分野での作業の進捗状況に関する報告書が提出されたことを説明し、「今会合ではさらに、我が国の近隣諸国における核活動に関しても、報告書が提出された」と述べました。

そして、周辺国の各活動について、「UAEアラブ首長国連邦は国内初の原子炉を稼働させ、都合4基の原子炉の保有を計画している。サウジアラビアも核分野への参入を本格的に決断しており、トルコでも発電所の建設に関連して広範な活動が開始されている」と語りました。

 

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