世界におけるイランの位置づけ(54)
世界における個人スポーツの順位
皆さまは、イランが一部の個人スポーツ競技において世界上位を占めていることをご存知でしょうか?
個人スポーツとは、選手が1人で他の競技者と演技を競ったり対戦したりする種類のスポーツのことです。テニス、スカッシュ、バドミントン、卓球、重量挙げ 、陸上、器械体操、ボクシング、そして、ライフル、アーチェリー、ダーツなどの射的競技、自転車、フェンシング、レスリング、格闘技などの多くの競技が個人スポーツとしてあげられます。
イランは一部の個人スポーツ競技において、世界で上位にランクされています。2017年には、イラン人選手は重量挙げ 、レスリングのフリースタイル、武術の散打で世界第1位、レスリングのグレコローマンスタイル、空手の型で第2位、柔道、テコンドーで第3位、フェンシングのサーブルで第4位の成績をあげています。さらに2018年も、フィールドアーチェリーの複合弓(コンパウンド)で男子15位、女子17位という成績を上げています。
中でも、パワーリフティングのスィヤーマンド・ラフマーン選手は、2012年のロンドン・パラリンピック、2016年のリオ・パラリンピックの2大会でチャンピオンに輝き、世界選手権の青年・成人の部で金メダル5個、銀メダル1個を獲得しました。また、アジアパラ競技大会でも2010年広州、2014年仁川、2018年ジャカルタの3大会で金メダルを獲得しています。イランの名声を高めたラフマーン選手は、残念なことに2019年、心臓発作により他界しました。
ラフマーン選手が2016年の大会で出した310㎏という記録は、ギネスブックにも掲載されています。
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