日本の英字紙が、制裁下にあるイラン経済の成長ぶりを論評
(last modified Mon, 19 Oct 2020 11:32:41 GMT )
10月 19, 2020 20:32 Asia/Tokyo
  • メイド イン イラン
    メイド イン イラン

日本の英字紙ジャパンタイムズが最新の社説において、アメリカによる最も厳しい制裁の時代とイランの経済状況を取り上げ、「『メイド・イン・イラン』:イラン製品は、トランプ米政権による制裁を打ち砕く方法だ」と論評しました。

ジャパンタイムズは、アメリカの各種制裁に対する近年のイラン経済の抵抗に触れ、「イランは、これらの制裁と同時に新型コロナウイルスとも深刻な状況で戦っているさいちゅうだ。経済的逼迫からの脱出に全力を挙げ、制裁やコロナによる国家経済の機能不全を許していない」と報じました。

また、「イラン製品は日々進歩発展を遂げている。またイラン人大卒者の多くが徐々に発明・開発業務に携わるようになり、このような業績の価値が日々実感できるものとなりつつある。そして現在、幅広い分野のイラン製品が、様々な企画プロジェクトとともに市場に出回りつつある」としました。

さらに、「イラン製品は、イランによる重要な努力への希望の光であり、原油価格の急落時の石油収入への依存や制裁から我々を解放するものだ」と記しています。

また、この記事では非常に多くのイラン製品の名を列挙し、「これらの企画プロジェクトや生産品の企画者自身が、一連の業務が大きく奏功し、かつてはこうした動きを伴わなかった人々の多くまでもが日々、より強い関心を示し、国内生産により圧力緩和につながるという大きな希望を抱いていると述べている」としました。

この記事はまた、「イランは長年にわたり自らの抵抗を誇りにしてきた。イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師は常に、演説の際にこのテーマや国内生産、抵抗の経済を強調するとともに、常にこうした政策を維持してきた」と伝えています。

そして、「トランプ米大統領がイラン核合意離脱し制裁を再発動したとき、イラン国内生産部門には多大な困難が襲い掛かった。市場の状況にも大規模な変化が生じ、それにより当然ながら経済問題が増大した。しかし、それから2年が経過した現在、日々市場ではイランの商標のついた製品が増加しており、イラン製品の購入者も増え、顧客らはイラン製品の購入をより歓迎している」と付け加えました。

この記事は、イランが民間部門の拡大と、近隣・遠方諸国での市場への自国製品の輸出に努めていると論評しています。

ただ、イランの前に立ちはだかる問題は決して少ないものではなく、政府は新型コロナ禍との更なる格闘を迫られていることも事実です。

しかし、イラン企業は段階的に生産業を合理化し、またより多くの人々が自社製品の販売や小規模の開業に踏み切っています。

 

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