イラン中央銀行総裁、「IMFは米制裁の影響下にある」
10月 22, 2020 17:32 Asia/Tokyo
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ヘンマティ総裁
ヘンマティ・イラン中央銀行総裁が、「IMF国際通貨基金は、新型コロナウイルス対策のためのイラン政府の緊急融資要請に対し、米国のロビー活動や圧力の影響を受けることなく対応すべきである」と述べました。
ヘンマティ総裁は21日水曜、イランが新型コロナウイルス対策において、法に適った資金を頼りに適切な措置を取ることが可能なはずだったとし、「米国の違法な諸制裁はしかしながら、イランが国外にある資産を使用することも妨害している」と述べました。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、イランはIMFに融資を要請しました。しかしアメリカの反対により、イランはその融資先リストから除外されました。このウイルスの感染拡大から8ヵ月が過ぎても、IMFはイランに対する融資を認めていません。
アメリカは、パンデミック化した新型コロナウイルスとの闘いの只中にありながら、イラン国民に対する経済制裁を強化した上、イランへの医薬品輸入も妨害し、一部の国にある法に則ったイラン資産の凍結解除まで阻害しています。
ヘンマティ総裁は先日、IMFに向けて「新型コロナウイルスは世界危機であり、世界的な協力がここまで強く必要とされることはこれまでになかったと言える。世界の全ての国々が安全にならない限り、いかなる国もこの危機を免れることはできない」と強調しています。
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