イラン最高指導者がコロナ対策に言及 集団協力と政府の断固たる決定を強調
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、危機的な新型コロナウイルス感染の対処のため、国民と行政機関による協力態勢に向けた世論の啓蒙、そして統治上の断固たる決定を取る必要性を強調しました。
ハーメネイー師は24日土曜、イラン大統領と同国新型コロナウイルス国家対策本部のメンバーとの会談において、同本部の行動に謝意を示すとともに、各国のコロナ対策に触れ、「アメリカなどの一部の国での管理運営は最悪だ。だが、我々は国民の健康や生命、また彼らの安全と経済に関わるこの状況を、最善の管理によって切り抜けるために努力しなくてはならない」と述べました。
また、「国内では偉業が成し遂げられつつある。神の恩寵によりイランはどのような出来事も克服してきた。そうではあるが、我々の行動を減速させる障害要素を、早急に排除する必要がある」としました。
さらに、「正しく適切な管理運営に必要なものは、体制による断固たる決定、世論の啓蒙、国民の協力と各機関をあげての協力だ」とし、「ただし、こうした協力は新型コロナウイルス対策のみに限られない。特に政治を初めとするすべての問題においてなされるべきだ。それは、しっかりした国民、新興体制、新たな文言を有するわが国が、現実に国内外で重大な問題に遭遇しているからだ」と語りました。
最後に、「アメリカは、メディアや討論の場で自らの名誉を失墜させている。そのため、政府のトップまでもが、アメリカが世界から侮辱や恐怖の感情をもって見られていることを認めている」と述べました。
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