イラン情報省が、反イランテロ組織とサウジ情報機関との関係を示す証拠資料を公開
イラン情報省が、同国に対抗するテロ組織・アフワーズ解放アラブ闘争運動が、サウジアラビアの情報機関と直接関係していたことを裏付ける証拠資料の一部を公開しました。
イラン情報省は最近、情報を開示し、「2018年月22日にイラン南西部アフワーズで発生したテロ攻撃の首謀者で、反イラン組織・アフワーズ解放アラブ闘争運動の指導者ファラジョッラー・チャアブが特定され、逮捕拘束された」と表明しています。
イラン情報省の発表によりますと、ファラジョッラー・チャアブ氏は近年、テヘランやイラン南西部フーゼスターン州で複数のテロ作戦を実施しており、最近は新たなテロ作戦の指揮を画策していましたが、これをイラン治安部隊が探知し未然に阻止しました。
イラン情報省は、アフワーズ解放アラブ闘争運動が、サウジアラビアとシオニスト政権イスラエルの情報機関から直接支援を受けていることに触れ、「件の組織の指導者らには国際指名手配が出されているにもかかわらず、彼らはヨーロッパにいながらイラン国内でのテロ作戦を誘導していた」と表明しています。
この反体制組織の長たるファラジョッラー・チャアブは最近、あるインタビューにおいて、イラン情報省の要員により逮捕されたことに触れ、「当時、サウジアラビアの情報機関とともに、自らの組織の行動に着手し、彼らと何度も協議の場を設けた」と供述しています。
2018年9月22日、フーゼスターン州アフワーズでイラン軍の軍事パレードの実施中に、同国の反イランテロ組織アルアフワーズィーヤが、パレードの見物人らに向かって発砲し、これにより25人が殉教、ほか60人以上が負傷しました。
以下の動画は、イラン情報省が公開した、アフワーズ解放アラブ闘争運動の指導者らとサウジアラビアの情報機関とのやり取り・交信がなされたことを裏付ける証拠資料の原本と翻訳です。
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