米が、イランのコロナワクチン代金支払いを妨害
12月 16, 2020 15:58 Asia/Tokyo
イラン中央銀行のヘンマティー総裁が、「米国は、最終的にイランが新型コロナウイルスワクチン購入ができないよう、絶対に不可能な形で送金を許可している」と述べました。
ヘンマティー総裁は15日火曜、生活必需品、医薬品、医療用品などはいかなる状況にあっても、購入許可を必要とするような制裁の対象となるべきではないとして、「米政府は、『最大限の圧力』、もしくは『最大限の横暴と一極主義』と呼んだ方がふさわしい政策の一環として、あらゆる国際法を無視しているが、そのひとつが、イランの全金融システムと金融機関に対する制裁である」と述べました。
続けて、新型コロナウイルスワクチンが使用される地域は明白であり、他の用途で使うこともできないとして、「米国が欧州の様々な金融機関に圧力を加え、イランとの取引に脅しを掛け非常に高額な罰金を科したことにより、送金先の銀行は、米国の特別許可を受けたときのみ業務を受け付けるようにしている」と指摘しました。
そして、「医薬品、食料品、人道援助品のイランへの輸入は制裁対象となっていないと主張する米国の嘘は、少し考えればはっきり分かることだ」としました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ