イラン核合意
イラン大統領府長官、「全ての関係方面が前提条件なして核合意に復帰すべき」
12月 24, 2020 08:57 Asia/Tokyo
イラン大統領府のヴァーエズィー長官が、核合意の関係国の一部が同合意の復活に向けて提起している一連の前提条件に触れ、「全ての関係方面が、前提条件なして核合意に復帰すべきだ」と語りました。
ヴァーエズィー長官は23日水曜、イラン国際通信イランプレスとのインタビューで、「ザリーフ・イラン外相は、核合意合同委員会会合において、一部の前提条件提示に向けたヨーロッパ諸国のアプローチに対し、敢然と強い対応を示した」と述べています。
また、「ザリーフ外相の断固たる立場表明を受け、核合意合同委員会会合での総括とその声明において、核合意の関係国の側からは前提条件は一切提起されなかった」としました。
さらに、「ロシア、中国、EUおよび、英独仏は核合意合同委員会において、トランプ現米大統領の退任後、世界には新たな状況が生じ、全ての事柄がトランプ氏在任以前の状態に戻ると強調した」と語っています。
イランおよび、アメリカ以外の核合意残留5カ国(英独仏中ロ)の外相らは今月21日、オンラインによる非公式会合において、アメリカの核合意離脱に遺憾の意を示すとともに、「国連安保理決議2231は、従来どおり強制力を持ち、実施必須となっている」と強調しました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ