殉教したソレイマーニー司令官の実娘、「父が遺したものは、イスラエルの占領継続許さない」
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故ソレイマーニー司令官の娘であるゼイナブ・ソレイマーニー氏
故ソレイマーニー司令官の娘であるゼイナブ・ソレイマーニー氏は、パレスチナの人々と抵抗勢力に向け、「父が遺したものはイスラエルの占領継続を許さないだろう」と述べました。
ゼイナブ・ソレイマーニー氏は29日火曜夜、 レバノンのアルマヤーディンテレビとのインタビューで、「父はパレスチナの理念、すなわちゴッツと呼ばれる部隊の司令官であり、責任者であった」と述べ、「パレスチナとその人々の理念は、殉教した父ソレイマーニーにとって非常に重要だった。今日、私たちはパレスチナの抵抗力がイスラエルにどのように恐怖感を与えているかを目にしている」と語りました。
そして、「父は、イラク、シリア、パレスチナ、レバノン、さらにはイランにおいて抵抗の基礎を築き、自らが支援することでそれを強化し、拡大した」と述べました。
さらに、「父は、非常に影響力のある人望と非常に高い知性を備えた、戦場での強力な司令官であった」と指摘し、「父はとても優しい心の持ち主で、父の成功もこの優しい心のおかげであったと思っている」と述べました。
また、ソレイマーニー司令官とレバノンのシーア派組織ヒズボッラーのナスロッラー事務局長とは兄弟愛的な関係であったと説明し、「イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、父をイランの頸動脈であるとし、父自身も、自分が事実上イラン国民の兵士であり、かつ指導者であると考えていた」と述べました。
ゼイナブ・ソレイマーニー氏は、殉教したソレイマーニー司令官は、戦場では司令官であり、また兵士でもあり、常に殉教を目指していた、と述べ、「父が勢力を力強くシリアに入った理由の1つは、シリア、イラン、レバノンは親密な関係にあり、これらの国境が危険にさらされていると信じていたからである」と語りました。
そして、「父はシリアのアサド大統領を非常に勇敢な男だと考えていた」と述べ、「アサド大統領は抵抗した。そして脅迫されたにもかかわらず、自身の民と国を力強く守った」と述べました。
さらに、「父は実際のところ、シリアとイランを同時に防衛していた。父の考えでは、イラン、レバノン、シリア、パレスチナ、イエメンの人々の間には何の相違もなかった」と語りました。
ソレイマーニー司令官は今年1月3日、イラクの政府関係者の公式な招待により同国を訪問した際、同行するイラクのシーア派組織ハシャド・アルシャビのアルムハンディス司令官や他8人と共に、バグダッド空港付近で米テロリスト軍の空爆を受け、殉教しました。
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