イラン大統領、「ソレイマーニー司令官は国家の英雄かつイスラム諸国民の誇り」
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イランのローハーニー大統領
イランのローハーニー大統領は、殉教したソレイマーニー司令官は国民的英雄、かつイランや地域諸国、そしてイスラム教徒の諸国民にとっての誇りである、と述べました。
ローハーニー大統領は30日水曜、閣議の中で、ソレイマーニー司令官の殉教一周念に言及し、「明日が最終日となるこの1年は、米国の大統領や国務長官といった米国当局の高官らによってテロ暗殺された偉大な司令官の殉教の悲しみと苦痛を伴っていた」と述べました。
ローハーニー大統領は、他にもソレイマーニー司令官の暗殺に加担した輩たちがいると述べ、「イラン国民は彼らの愛する者の血への復讐と、その偉大な人物の明らかな権利を擁護する権利がある」と述べました。
また、イラン各地で人々がソレイマーニー氏の葬儀へ熱狂的に参列したことを指摘し、「トランプ氏とシオニスト政権イスラエルは、イラン、イラク、レバノン、そしてその地域すべての人々が、この司令官との別れを惜しみ、街頭に繰り出すとは考えてもいなかった」としました。
そして、「イラク国会議員が自国からの米軍の撤退させる法案を承認したことは、イラクに居場所を持っているとは思っていた米国テロ政権への、手痛い平手打ちであった」と述べた。
ローハーニー大統領は、「抵抗は、これまで同様、熱意、さらにはより大きな力で機能し続けるだろう」と述べました。
と同時に、今年2020年は世界のすべての国にとって困難な年であったとし、「世界の国々は、今年年頭、さらには昨年年末から、新型コロナウイルス問題で過去1世紀間でまれにみる大混乱に巻き込まれ、文化、教育、経済関係などで問題が生じ、世界のすべての国が経済、教育、文化、そして健康な社会の面で大きな問題を抱えている」としています。