1月 12, 2021 15:53 Asia/Tokyo

イスラム革命最高指導者ハーメネイー師の国際問題担当顧問であるヴェラーヤティー氏は、「米国が核合意に復帰するための条件は、我が国に対するすべての抑圧的な制裁の解除である」と述べました。

ヴェラヤティー氏は、11日月曜に発表されたハーメネイー師の情報発信サイトであるKHAMENEI.IRとのインタビューで、「我が国は2015年の核合意の後、その規定とP5+1(米、英、仏、露、中、独)との責務の最終期日に関して、核関連活動を削減し、期日に遅れることは全くなかった。しかしその相手国である米国は、一時的に制裁措置の一部を解除したものの、時を経ずして制裁を延長し、最終的には核合意から離脱した」と述べました。

また、「重要かつ残念なことは、EU欧州連合の代表であるフランス、ドイツ、イギリスの3か国も、米国に迎合してイランに多くの制限を課し、一種の間接的な制裁を課した。しかし、ロシアと中国は可能な限り我が国を支援し、その責務を遂行したと説明しました。

さらに、「責務の履行に関して米国にはこのような黒い経歴があることから、我が国が対米交渉の継続に疑心暗鬼になるのは当然のことである。我が国が損失を被ったことに加え、この損失は補償されなければならない」と説明しました。

そして、核産業は一つの基幹産業であり、約500の産業および科学分野に関連していると述べ、「NPT核不拡散条約を締約したすべての政府は、平和的な核の利益を享受する権利を有している。 そして今日、いかなる国であれ核エネルギーの平和的利用という自らの権利を反故にする国はない」と強調しました。

ハーメネイー師は、米国の核合意への復帰に関し、「我が国は、米国の核合意復帰に全く固執していない。我が国の論理的かつ合理的な要求は制裁の解除であり、制裁は解除されなければならない」と語っています。

 

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