イラン外相、「アフガン政府とタリバンの間の円滑な対話に向けて助力する用意あり」
イランのザリーフ外相が、アフガニスタンの反体制組織タリバンとの会談で、イランにはアフガンの政府とタリバンの間の対話の円滑化に寄与する用意があることを表明しました。
ザリーフ外相は31日日曜、テヘランでバラダル師を団長とするタリバン代表団と会談した際、アフガニスタンのすべての民族集団と政治団体が参加しての包括的な政府結成という構想を喜ばしいものだとし、「政治的決定は空白の中で行うことはできず、包括的政府の形成は、構造、制度、そして憲法などの基本的な法律を考慮して、参加型プロセスで行われる必要がある」と述べています。
また、イランにはタリバンとアフガンの政府および他の集団との間の交渉促進をはかる用意があるとし、「アフガンの善良な人々は抑圧されており、同国の戦争と占領は、一般民衆に甚大な被害をもたらした。アフガンでの和平確立により、できるだけ早急に国民の苦しみや占領者の口実を排除すべく、タリバン側が全力を尽くすよう願っている」としました。
この会議ではさらに、バラダル師が和平プロセスとアフガン人同士の対話協議についての報告を提出するとともに、イランとアフガンの関係が常に友情と善隣関係に基づいていることを強調し、アフガンでの和平確立による両国間の関係のさらなる拡大を期待する、と強調しています。
バラダル師はまた、アフガニスタンとその地域でテロ組織ISISが破壊的に作用していることに触れ、アフガン人同士の対話のプロセスに満足を表明するとともに、アフガンでの和平達成に向けたすべての民族集団と政治組織が参加する包括的な政府の形成が急務だとしました。
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