イランとロシアが、戦略的関係の継続・強化を強調
2月 09, 2021 04:21 Asia/Tokyo
イラン国会議長とロシア下院議長が、両国の戦略的な関係の強化と継続を強調しました。
ガーリーバーフ・イラン国会議長は、ロシア・モスクワにて同国のヴォロジン下院議長と共同記者会見し、「ロシアは、自分が国会議長に就任後初の外遊先だった」とし、「今回の訪問で最も重要な課題は、わが国の最高指導者のメッセージをロシア大統領に伝えることであった。このメッセージは、イランとロシアの間の戦略的関係の強さと継続性を強調しており、世界での政情変化や一極主義的な捉え方も両国の関係に影響しないだろう」と述べています。
また、「イランとロシアの関係強化は、経済、文化、技術、エネルギー、産業、観光、経済、農業、科学、学術の問題の分野での新しい構造と以前の構造の強化によりなされるべきだ」としました。
さらに、「わが国とロシアは、地域問題や地域での平和に関して多大な共通性を有している」とし、「両国はまた、地域的および世界的な安全保障と平和、および両国に対する抑圧的な制裁との闘いに関する共通の問題を共有している」と語っています。
一方、ヴォロジン下院議長もこの共同記者会見で、特にコロナ禍でのアメリカによる対イラン制裁に触れ、「人権擁護を主張する一部の国の政府は、コロナ危機をきっかけに厳しい制裁を課し、病気の治療に助力せず、人々の生活の質を低下させている」と述べました。
そして最後に、「わが国とイランは、地域的および世界的な課題を克服するために結託を強化する必要がある」としています。
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