2月 21, 2021 19:04 Asia/Tokyo

ザリーフ・イラン外相が、「欧米諸国は、対イラン核合意への対処に当たって偽善的な行動をとっている」と語りました。

ザリーフ外相は、イラン国営衛星放送・プレスTVとのインタビューで、「ヨーロッパ諸国はイランの核活動に懸念を示しているが、これ自体がある意味での矛盾、そして偽善行為ということになる」と述べています。

また、「アメリカは、自らが定める法を実施しなかった者全てを処罰したが、自らの約束事を守っていなかった」としました。

さらに、「アメリカの政策は変わっておらず、バイデン新米大統領は一連の主張を提起したに過ぎない」と語っています。

ザリーフ外相によれば、問題はアメリカが経済制裁行使を習癖としているものの、イランがこの政策に騙されたことはなかった、ということです。

ザリーフ外相はまた、「法に違反したのはアメリカだ。だから、アメリカは制裁を完全に解除しないまで核合意には復帰できないということになる」と語りました。

そして、「シオニスト政権イスラエルは、地域で唯一核爆弾を製造するディモナ核施設を拡張しているが、これに対するヨーロッパの懸念は全く見られない」と述べています。

さらに、核爆弾の製造を禁忌とみなすイランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師の教令に言及し、「我々は、核兵器の製造・保有を禁忌とする教令を受けている」としました。

続けて、「我々は自らの権利を獲得し、一部の措置を開始している」とし、自らの責務を履行していると語っています。

他にも、「我々には民主主義があり、国会が合法化した国家の法を施行している」と述べました。

また、現在IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長がイランを訪問中であることにも触れ、IAEAは公平に対応すべきだ、としています。

最後に、「イラン核兵器を製造する意向はない。ヨーロッパは経済関係分野において正当に行動すべきだ」と結びました。

 

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