イラン外相とIAEA事務局長が会談・協議
(last modified Mon, 22 Feb 2021 05:55:14 GMT )
2月 22, 2021 14:55 Asia/Tokyo

IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長が、イランのザリーフ外相と会談しました。

イルナー通信によりますと、21日日曜に行われたザリーフ外相とグロッシ事務局長の協議で話し合われた議題は、イランとIAEAの今後の協力、相互間の問題解決に向けたIAEAの努力、IAEAの監視基準である保障措置・セーフガード協定の枠組みでのイランとIAEAの協力などとなっています。

グロッシ事務局長はさらにイラン原子力庁内において、「制裁解除とイラン国民の利益保護のための戦略的措置」法の実施とIAEA保障措置にそった査察活動の調整に向け、サーレヒー・イラン原子力庁長官とも意見交換を行いました。

なお、在オーストリア・ウィーン国際機関のガリーブアーバーディー・イラン代表はツイッター上で、グロッシIAEA事務局長とサーレヒー長官との協議に触れ、「イランとIAEAは、相互尊重に基づいた有益な協議を行った」としました。

イラン国会は、英独仏が核合意内に定められた責務履行を怠っていることへの対抗措置として、「制裁解除とイラン国民の利益保護のための戦略的措置」法案を可決して政府に対し、アメリカが制裁を継続する場合にはIAEAとの協力を制限するよう義務付けました。

この法案の第6条に基づき、イラン政府は核合意の第36条と37条にそって、法案可決後2ヶ月以内に、追加議定書の枠組みを超えた監視・査察受け入れを停止することが義務付けられています。

 

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