イラン政府報道官、「米国は安保理決議2231を即刻実行すべき」
2月 23, 2021 20:09 Asia/Tokyo
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ラビーイー報道官
イラン政府のラビーイー報道官は、「米国は国連安保理決議2231を即刻実行すべきである」と強調しました。
イルナー通信によりますと、ラビーイー報道官は23日火曜、「国連安保理決議2231からの離脱は、トランプ前大統領の残した禍々しい遺産の主要なひとつであったが、最大限の圧力時代の終わりとともに、米国高官らもこのアプローチの失敗を認めた」と語り、「いかなる圧力もイラン国民を打ち負かすことはできない」と強調しました。
そして、少し前には米国が国連で孤立していた様子を皆が見ていたと述べ、「今日、近年のいかなる時代以上に、制裁を押し返し、経済戦争を失敗に終わらせるという目標に近づきつつある」と述べました。
さらに、「核合意の他の参加国が安保理決議2231に戻るのであれば、我々はその責務に復帰する準備がある」と語りました。
イランへのすべての武器制裁は、国連安全保障理事会決議2231に従い、2020年10月をもって解除されました。
核合意からの米国の一方的な撤退は、同国の国際的孤立につながりました。その結果、バイデン米政権は自国を核合意に復帰させる意向であると主張することになりました。
イランは、米国側が合意に違反し、イランの行う責務の縮小は米国の違法行為への対処であることから、イランが取るあらゆる措置は制裁解除の後になるであろうと強調しています。
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