イラン外相、「米は核合意復帰のための先頭に立つべき」
3月 11, 2021 05:29 Asia/Tokyo
ザリーフ・イラン外相が、「わが国は、西側諸国を信用していない。それは、これまで決して核合意を正しく履行してこなかったからである。アメリカは、そもそも自らがこの合意から離脱しており、核合意への復帰に当たって先頭に立つべきだ」と語りました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は10日水曜、イラン駐在の外国人外交官夫人らが参列しての植樹式の傍ら、「核合意再開に当たってイランはその先頭に立つか」との質疑に答え、「アメリカ自身が核合意から離脱しているのであり、この合意への復帰に当たってはアメリカ自身が先頭に立つべきだ」と述べています。
また、「トランプ前米政権は1年間、我々が核合意を実施している事実を確認し、その間にIAEA国際原子力機関が5つの報告書でこれを認めた」としました。
さらに、「彼ら自身がまず問題を解決すべきだ」とし、「問題が不信感にあるなら、それは核合意を正しく履行してこなかった西側諸国に対するイランの不信感だということになる。彼らがこの問題を解決すれば、わが国のイスラム革命最高指導者が述べているように、我々は直ちに核合意を実施したく、我々はこれを実施する」と語っています。
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