イラン外相「補填措置は、核合意枠内で実施」
3月 11, 2021 17:14 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外相は、フィンランドのペッカ・ハーヴィスト(Pekka HAAVISTO)外相との電話会談の中で、イランによる補填措置は、核合意の枠内で取られたものだ、としました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は10日水曜夜、ハーヴィスト外相と電話会談を行い、アメリカの核合意内責務の不履行や、違法かつ圧政的な対イラン制裁行使、そしてこれに対するヨーロッパの消極的な対応に触れ、「イランは、アメリカの核合意離脱から1年間にわたり自重し、自らの責務を完全に履行した」と語りました。
また、「これに関してイランがとった補填措置としての段階的な責務縮小は核合意の内容に沿ったもので、その目的は、核合意や同合意での行動の均衡を維持することである」と述べました。
さらに、「もし、アメリカが違法な制裁を解除し、核合意内の取り決めを履行すれば、イラン側も補填措置をもとの状況に戻すだろう」と指摘しました。
一方のハーヴィスト外相も、フィンランドとして核合意を支持すると強調しました。
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