イラン政府報道官、「イラン・中国協力文書には、いかなる約束も含まれない」
(last modified Tue, 30 Mar 2021 11:02:17 GMT )
3月 30, 2021 20:02 Asia/Tokyo
  • イランのラビーイー政府報道官
    イランのラビーイー政府報道官

イランのラビーイー政府報道官が、イラン・中国協力文書は国際的協定や条約には該当しないとして、「この文書は単なるロードマップであり、互いに対するいかなる約束も含まれていない」と説明しました。

イラン国際通信・イランプレスによりますと、ラビーイー報道官は30日火曜、イラン暦1400年が明けてから初めてとなる記者会見において、イラン・中国包括的協力文書に関する記者の質問に答え、「イラン外務省は、この文書のすべての表題、項目、合意内容を含む報告書をまとめ、全ての人々が容易に閲覧できるようにしている」と述べました。

続けて、「米政府などの、他者の権利を尊重しない一極主義体制を求める世界の一部の国々は、今回のような措置を喜ばないだろう。しかし、我々にとってそれは重要ではない。我々は自国の利益に従い、相応しいと見なしたすべての国と協力文書を交わすだろう」と説明しました。

また、「この文書においては、25年を一区切りとして、双方が地域的・国際的な二者間協力において、相互の利益・尊重に基づいたアプローチを視野に入れられなければならない」として、「この文書では他にも、文化的パートナーとしての正式承認、多国間主義の強化、平等な主権行使に向けた各政府の権利支持について取り上げられている」と述べました。

そして、「地域的・国際的問題、特に一極主義への対抗において、この文書は、イランと中国が国際舞台で協力拡大する下地を整えた。さらに双方は、防衛インフラ、テロとの闘い、様々な防衛局面での協力を増強していく」としました。

 

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