ロイター通信、「印・欧州の製油所がイラン産原油購入再開へ
May 20, 2021 19:05 Asia/Tokyo
ロイター通信が、インドや欧州の企業がイラン産原油の購入を検討している、と報じました。
ロイター通信が19日水曜、インド・ニューデリーおよび英ロンドンから、企業関係者やトレーダー筋の話として報じたところによりますと、インドの複数の製油会社と欧州の少なくとも1社が、米国による対イラン経済制裁が解除される可能性をにらみ、今年下半期にイラン産原油の購入を検討しているということです。
現在、欧州の製油企業少なくとも1社が、イラン産原油の購入再開に向け、NIOCイラン国営石油会社と突っ込んだ協議を進めており、またインドの製油所は、イラン産原油の購買余地を確保するため、スポット契約での買い付けを減らす計画です。
米国のトランプ前大統領は2015年のイラン核合意を破棄し、18年後半に同国に経済制裁を発動しました。
インドは2019年、米経済制裁を暫定的に免除する措置の期限が切れたのを受け、イラン産原油の輸入を停止していました。
インド国営製油会社BPCLバーラト・ペトロリアムが、制裁が解除されればイラン産の購入を再開すると語っているほか、HPCLヒンダスタン・ペトロリアム、インド最大の製油会社IOCインディアン・オイル・コープ、マンガロール石油精製化学などが、イラン産原油の購入の意向を表明しています。
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