第13期イラン大統領選・第3回テレビ討論の最終情報
第13期イラン大統領選挙の候補者らによる3回目の、そして最後となるテレビ討論が12日土曜午後、IRIB内にて「国民の関心事」をテーマに実施されました。
国際通信・イランプレスによりますと、ガーズィーザーデハーシェミー候補は「我々は政府を国民に任せており、国民の3分の1が行政運営者に不満を持っている場合、政府は彼を解任する義務がある」と語っています。
レザーイー候補は、「国内で2つの大きな外科手術が必要だ。1 つは法律、行動、統治行政の分野における権力の改革であり、もう 1 つはイラン経済の新しい構造である」と述べました。
ライースィー候補は、「私の経済計画は、政府の構造改革、透明性の維持、腐敗との闘い、各家庭や恵まれない人々への支援、生産を躍進させることである」としています。
ヘンマティ候補は、「失業の解決や雇用創出は、少なくとも5%の経済成長なしにはありえない」と語りました。
メフルアリーザーデ候補は、「政府の計画には生産、投資、教職員や若者の生計、持続可能な収入基金の創設、現金補助金の5倍の増額、観光開発、そして年末前のコロナワクチン接種の問題を含む社会経済開発が含まれている」と述べています。
ジャリーリー候補は、「世界の平均インフレ率は2.5%で、100カ国以上がインフレを5%未満に抑えたが、イランではインフレが解消されていない。これだけの能力を持った国は大躍進が可能だ」としました。
そして、ザーカーニー候補は「私の政府は、短期間で為替レートと銀行金利を制御することにより、現在のインフレ上限を半分にし、中期的には、予算構造を改革し、その作業の2年目に銀行の不均衡を是正する」と語っています。
第1回目の討論は経済問題を中心に今月5日、また2回目は8日に行われ、このときは文化、社会、政治問題をテーマとしていました。
これらの討論で、アリーレザー・ザーカーニー氏、モフセン・レザーイー氏、モフセン・メフラリザーデ氏、エブラーヒーム・ライースィー氏、アブドルナーセル・ヘンマティ氏、アミールホセイン・ガーゼィーザーデ・ハーシェミー氏、サイード・ジャリーリー氏はそれぞれ、独自の見解を説明しました。
第13回イラン大統領選挙は、国会中間選挙や専門家会議中間選挙、市町村議会選挙と共に、今月18日に全国で開催されます。
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