イラン大統領、「イラン武装軍の力は抑止が目的」
ローハーニー・イラン大統領が、「わが国の武装軍の力は純粋に抑止・防衛が目的であり、敵を後悔させるものだ」とし、「わが国は、自国および近隣諸国のため地域の安全を保障する」と語りました。
IRIB通信によりますと、ローハーニー大統領はイラン国防軍需省の国家プロジェクトの操業式典において、「過去8年間で、わが国の対空防衛能力はこれまでのどの時代よりも優れたものとなっている」と述べています。
また、「この期間中に最新の防空兵器が製造され、国のミサイル能力は以前よりもはるかに増強されたとともに、海軍が必要とするフリゲート艦、潜水艦、ミサイルの分野で多くの能力を獲得し、海軍巡航ミサイルの射程を300キロから1000キロに到達させた」としました。
さらに、戦闘機コウサル、航空機エンジンの製造といった空軍分野や、陸軍航空部隊や装甲部隊の分野における国力に言及し、装甲の分野における空軍の能力に言及し、「今日、イラン軍とイスラム革命防衛隊は他者に頼らず自給自足を達成した軍隊である。また今日の政府と国防軍需省の能力により、我々は外国に依存せずとも国家を防衛できる」と語っています。
そして、「イラン軍の軍事力は純粋に抑止と防衛のみが目的であり、敵を後悔の念に追い込むものだ。イランの政府と我が軍はこれまでいかなる国にも侵略の意図を持ったことはなく、また今後もない」と述べました。
続けて、「我々は近隣諸国に対し、我が軍の力はそれらの国を支え、保護するものであり、敵対しないこと、我々がペルシャ湾とオマーン海に強い海軍を持っているのは、これらの軍隊はペルシャ湾とオマーン海、インド洋、紅海、その他の地域の主要航路の警護者であることを断言する」と表明しています。
最後に、「イラン軍は、この地域の国々の独立と主権を擁護している。イラク、シリア、イエメン、およびそのほかの世界各地の万人が、テロリストが存在し進出・支配をたくらんだあらゆる場所で、それらの国の要請で、このイラン武装軍が彼らの軍隊の援助に駆けつけて、地域からテロリストの手を引かせたことを目の当たりにしている」と結びました。
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