イラン外相、「核合意合同委員会協議の流れは望ましい形で進展している」
(last modified Sun, 20 Jun 2021 06:10:09 GMT )
6月 20, 2021 15:10 Asia/Tokyo
  • イランのザリーフ外相
    イランのザリーフ外相

イランのザリーフ外相が、核合意合同委員会の諸協議の流れは望ましく進展しているとして、「おそらく1ヵ月後には協議は結論に至るだろう」と述べました。

ザリーフ外相は19日土曜、トルコで開催されたアンタルヤ外交フォーラムの傍らで、「核合意合同委員会の諸協議は、おそらく8月中旬までに結論に達する。現在もウィーン協議の最新の下書きにおいて、意見の相違が見られる部分を削除しているところだ」と述べました。

続けて、協議に残る基本的な障害は、アメリカが核合意責務を遵守しているかの検証方法であるとして、「米国は核合意内の自国責務を履行していなかった。そのため、イランにその履行の確証をあたえる必要があるが、この部分が協議の進捗を阻んでいる」と説明しました。

さらに、バイデン米大統領が前政権の失敗した政策を協議の梃として利用しようとしているとして、「残念ながら、欧州諸国は米国の制裁政策に対して白旗を揚げざるをえなかった。しかしそれは、この政策を彼らが認めて受け入れたということではない」と指摘しました。

そして、アメリカが安保理での対イラン武器制裁延長工作において喫した最近の敗北についても触れ、「米国は未だに、金融機関に対して自国の経済力を押し付け、反米勢力に対して制裁を発動することができる。しかし国際社会においては、その行動は合法性を持たない」としました。

また、サウジアラビアとの協議についても、「協議するというのは、しないことより良い。イランは明日にでもサウジに大使を派遣する準備ができている」と述べたほか、イランとイラクの両政府がテロ組織ISISとの戦いで協力していることに言及し、「イランはこの戦いの前線で、イラク国民と政府の隣に立ち寄り添ってきた」と強調しました。

 

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