イラン大統領、「米政府は旅客機撃墜という自らの犯罪の責任をとるべき」
ローハーニー・イラン大統領が、「アメリカ政府は、わが国の旅客機攻撃・撃墜という自らの犯罪行為に対し責任をとるべきだ」と語りました。
国際通信イランプレスによりますと、ローハーニー大統領は3日土曜、ペルシャ湾上空での米軍艦船のミサイル攻撃によるイラン旅客機撃墜事件の記念日に触れ、「アメリカ政府はこれまで、この大罪に関してイランとその国民に対し全く謝罪していない」と述べています。
また、「米国政府はまた、この犯罪行為について公の場で責任を問われるべき攻撃の担い手だった艦船の司令官を称賛した」としました。
さらに、コロナウイルス国家対策本部の会議において、「コロナウイルスはワクチンでの予防が可能であり、イランの状況は、国内外のワワクチンによる接種が行われていることで日々改善している」と語っています。
1988年7月3日に米軍艦からの2発のミサイル発射により290人のエアバス機乗客が殉教した、ペルシャ湾内の当時の事故現場海域で3日土曜、イラン当局者と殉教者遺族らの立会いのもと、追悼のための献花が行われました。
イラン暦ティール月12日にあたる3日土曜は、1988年のこの日にイラン航空655便がアメリカのミサイル巡洋艦ヴィンセンスにより撃墜された記念日です。
1988年7月3日、イラン南部の港湾都市バンダルアッバースから、アラブ首長国連邦ドバイに向かっていたイラン航空655便が、ペルシャ湾上空でアメリカのミサイル巡洋艦ヴィンセンスにより撃墜され、子供66人、女性53人を含む乗客乗員290人が殉教しました。
この事件後、アメリカ政府関係者はこの許されざる犯罪を正当化するため、矛盾した理由を列挙してこの敵対行為を誤射と吹聴しようとしましたが、ヴィンセンスに最新鋭のレーダーシステムが装備され、また飛行中の事故機が旅客機であったことがはっきりしていたことなどから、誤射の可能性はなく、これは明らかな敵対行為とされています。
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