アフガン各勢力間協議がイラン・テヘランで開始
複数のアフガニスタン人勢力間における協議が、イランを調整役として同国の首都テヘランで開始されました。
国際通信イランプレスによりますと、アフガニスタン政府、国家の要人、反体制派タリバンの高等政治使節団らが参加するアフガン各勢力間協議は7日水曜、調整役であるイランのザリーフ外相のスピーチによって開始しました。
ザリーフ外相はこの開会スピーチで、アフガニスタンでの駐留米軍による干渉や多くの破壊行為につながった20年以上にわたる駐留について言及し、「アフガニスタンの人々や政治指導者らは今日、自国の未来のために難しい決断をしなければならない」と述べました。
続けて、アフガニスタンでの戦闘継続がもたらす望ましくない結果について触れ、アフガン人同士の協議に戻り政治的方法での問題解決を約束することこそが、同国の政治潮流やその指導者らの最良の選択肢だとし、争いや危機を解決するためのアフガン各方面間の対話プロセスを、イランが手助けする準備があると強調しました。
また、イランがアフガニスタンの和平確立後、同国の政治・経済・社会を含めた全面的発展に向けて、支援していくことを約束すると強調しました。
今回の協議では、アフガニスタン政府使節団代表をユーヌス・カーヌーニー前外相が、タリバン使節団代表をアッバース・オスターンキャズィー(Abbas Ostankazi)氏が務めています。
アフガニスタンで再び内戦が始まり情勢不安になったことは、地域諸国に懸念を引き起こしています。
イラン政府は、アフガニスタンで衝突する各交戦勢力の間の和平協議に向けて必要な下地を整えるために努力を重ねています。
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