イラン外相、「米は拉致事件で他者を非難することで自国の犯罪関係を隠蔽」
7月 17, 2021 15:21 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外相が、アメリカがイランに対して新たな非難を行いそのイメージダウンを図っていることに反応し、米政府に対し、他者を非難する前に自国の状況に対処するよう勧めました。
アメリカ司法省は、先日発表した声明において、「FBI米連邦捜査局が”ある活動家”を米国内で拉致するというイランの計画を阻止した」と主張しました。
イラン政府はこの主張を「滑稽なもの」と評し、これはアメリカ政府による「すでに価値も有効性もなくなった盤上の自国の駒を復活させる」ための工作の一部だと説明しました。
ザリーフ外相は16日金曜、アメリカによるこのイランへの非難に対してツイッターで反応し、先日起きたハイチ大統領暗殺で複数のアメリカ国籍者が実行役として関与していたものの、アメリカは同様にベネズエラ大統領を非難して罪をなすりつけようと画策しているとし、「米国と繋がりのある複数の者が、ベネズエラやハイチの指導者暗殺に向けて米国内で計画を練っている。一方で米政府は、明らかにこっけいで子供じみた計画となった拉致作戦について、関係ない他者を責任があると非難し、それにより自国の犯罪につながっている関係を必死に隠そうとしている」としました。
そして、「他者を非難する前に、自国の状況に対処すべきだ」と強調しました。
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