イラン北西部でアルメニア系キリスト教徒による宗教儀式が開催
7月 20, 2021 15:21 Asia/Tokyo
イラン北西部にある聖タデウス修道院で、世界中のアルメニア人が参加して年に一度の儀式が開催されました。
イルナー通信によりますと、アゼルバイジャン地方アルメニア教会のチーフトチアーン司教は、この儀式において「イスラムの国イランでこのような儀式が開催されることは、キリスト教徒とイスラム教徒の間の兄弟愛や団結、思いやりの象徴である」と述べました。
アルメニア教会評議会の関係者も、「この儀式は1954年から今日まで続くものであり、今後も続けられるだろう」と述べた上で、「この儀式に参加したアルメニア教徒は、神との対話や祈り、ろうそくの点灯などで67回目の聖餐(バダラク)の儀式を執り行った」と語りました。
この儀式には、アルメニア、シリア、レバノン、オランダ、フランス、オーストリア、ドイツ、カナダなどの各国からもアルメニア教徒が参加しました。
聖タデウス修道院はキリスト教世界でもっとも古い修道院のひとつで、その歴史は西暦7世紀にまでさかのぼります。この修道院は、イラン北西部・西アゼルバイジャン州チャールドラーン市から北西20キロの地点にあり、イエス・キリストの十二使徒のひとりであるタデウスの墓の上に建てられました。
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