イラン最高指導者、「責任者らはフーゼスターン州の問題を真剣にとらえるべき」
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ハーメネイー師
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、同国南西部フーゼスターン州の人々が抱えている問題や課題について、官民双方の機関の責任者らに対応を義務付けました。
異常な干ばつと暑さにより、フーゼスターン州は水不足をはじめとする問題に直面しています。
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、23日金曜午後、イラン製コロナワクチン「COVIRAN Barekat」の2回目の接種を受けた後、フーゼスターン州の人々が抱える問題に言及し、「ここ数日の非常に痛ましい懸念事項のひとつに、フーゼスターン州の水資源問題と人々が抱える困難がある」と述べました。
ハーメネイー師は、フーゼスターン州の水問題や同州の中心都市アフワーズ市の下水問題について、以前の再三の勧告にもかかわらず措置が講じられなかったことに苦言を停止、「あの勧告がきちんと考慮されていれば、現在のような事態に陥らず、州内に多大な天然のキャパシティーや能力、多数の工場がありながら人々の不満が高まることはなかったはずだ」と語りました。
ハーメネイー師はまた、「フーゼスターン州の人々は自らの不満を目に見える形で表明した。しかし、彼らを批判することはできない。なぜなら、あの暑さの中での水不足は、小さな問題ではないからだ」と述べました。
同師は、フーゼスターン州の人々がイラン・イラク戦争中の8年間、前線において忠実で献身的に戦ったことに言及し、「このような人々が問題に直面することがあってはならない」と述べました。
その上で、人々に対して敵の陰謀に注意するよう勧告し、「敵は、イスラム革命や政府、国民の利益に反するもの全てを利用しようと虎視眈々としている。したがって、彼らに口実を与えないよう注意しなければならない」と述べました。
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