イラン国会議長、「テロリストが現れる場所全てにイスラエルがいる」
イラン国会のガーリーバーフ議長が、「テロ組織ISISを育てた者たちは、イランを相手に陣取り合戦をしており、テロリストが現れる場所にはどこでも、シオニスト政権イスラエルがその首魁として控えている」と強調しました。
ファールス通信によりますと、ガーリーバーフ議長は8日日曜の国会において、シオニスト政権イスラエル所有のタンカーに対する攻撃をめぐり、「我々は、全ての違法な措置、およびあらゆるテロリスト的動向に反対している」と述べました。
また、「ISISを自分で育てて彼らの支援も行っている者たちが、そのようなアプローチを行っている」とし、「紅海では毎日のように、船舶の航路上で問題が起きている」と指摘しました。
続けて、「我々は常に、法と規律を追求しており、エネルギーを運ぶ国際経路の安全を追い求めている」としたうえで、「テロリスト的視点を持つ者たちは、それらの場所を手に入れようとしている」としました。
イスラエルの億万長者エヤル・オフェル氏が経営する運航企業「ゾディアック・マリタイム」は、先月30日の声明で「イスラエル所有の船舶マーサー・ストリート号が、オマーン海で無人機に攻撃された」と発表しました。
シオニスト政権のベネット首相はこの攻撃を受けて、いかなる裏付けを示すこともなく、「我々が手にしている安全保障上の情報は、イランがイスラエル船舶への攻撃を行ったことを示している」と主張しました。
イラン外務省のハティーブザーデ報道官は、シオニスト政権やアメリカによる主張に反発して、「シオニスト政権がこのような嫌疑をかけることは、今回が初めてではない。そのような行動は、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムを占領する同政権が米国で行っている、よく知られたロビー活動の一部である」と述べています。
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