イラン最高指導者、「コロナ対策は国家の第1緊急課題」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「コロナ対策は、国家の第1緊急課題である」と語りました。
最高指導者事務所の情報サイトによりますと、ハーメネイー師は11日水曜、テレビでの演説において、コロナ感染状況に関して、ウイルスの突然変異対策に必要な要素は新しく強力な防御方法であるとし、「1日に500人以上の市民の死亡、そして数万人ものコロナ感染者を目にするのは実に忍びない。これゆえ、我々はこの状況に対処する責任がある」と述べています。
また、それらに関して提案を集め決定するための大統領が1週間の猶予期限を出したことは好ましいことだとし、「決められた時間に、必要なすべての措置を慎重かつ断固として決定し、実行に移す必要がある」と付け加えました。
さらに、尽力している医師、看護師、医療チームに謝意を示すとともに、コロナ診断テストを拡大する必要性を強調し、「保健医療ネットワークは民兵組織バスイージュの助けを借りてこれを行うべきである」と述べています。
また、コロナ検査の高額な費用に関しても触れ、「政府と保険会社は、すべての人が無料で包括的な診断検査を利用できるよう助力するべきだ」と語りました。
そして、ワクチンの広範な供給の問題を強調し、「幸いなことに、国内でのコロナワクチンの製造と同時に、海外からワクチンを輸入する道も開かれている。輸入であれ国内生産であれ、ワクチンは可能な限り提供され、すべての人々が利用できるようにする必要がある」としました。
最後に、国民に対し、シーア派3代目イマーム・ホサインの追悼式典実施に当たっての衛生プロトコルの遵守を求める一方、「国家と国民はこれらの恵みあふれる集会を必要としているが、それらを実施する際には、衛生プロトコールに従い細心の注意を払う必要がある。イマーム・ホサイン追悼儀式が病気の蔓延を引き起こし、対立する人々や敵に叱責する機会を与えてはならない」と結びました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj