視点
世界で共通の問題と利益を有するイラン・中国・ロシア
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イラン、ロシアと中国の国旗
ライースィー・イラン大統領が、中国国家主席およびロシア大統領との電話会談において、この両国との関係拡大及び深化を、イラン新政権の優先課題であることを明らかにしました。
ライースィー大統領は18日水曜、ロシア・プーチン大統領および中国の習近平国家主席と個別に電話会談し、特にアフガニスタン問題をはじめとする二国間・多国間関係に関して協議しています。
ライースィー大統領は習国家主席との電話会談において、「中国との協力レベルの向上および関係拡大は、外交政策の分野におけるイラン政府の優先事項であり、またわが国としてアフガンの安全、安定、和平の確立に向け中国と協力する準備ができている」と語りました。
これ以前にも、ライースィー大統領はイラクのカディミ首相との電話会談で、「イランは、力強く団結し、安全で繁栄した独立国家としてのイラクの成立を望んでいる」と述べています。
イラン大統領と中国、ロシア、イラクの首脳陣との電話会談は、近隣諸国や地域の主要国を重視するイラン新政権の外交政策における優先事項を示しています。
イラン、ロシア、中国は、地域情勢において重要かつ影響力のある3つの有力国家であり、二国間関係の拡大と並行して、国際関係の分野で共通の関心と懸念事項を持っています。また、これらの3カ国は共同で、世界の舞台での米国の一極主義的な行動に反対しています。
国際関係への米国の一方的な行動は、地域・世界の安定を脅かしています。またそのような状況において、イラン、中国、ロシアは、二国間関係と包括的な協力を強化しながら協議のメカニズムの強化により、地域・国際的な問題に関する広範囲かつ継続的な協議を通じて、地域の平和と安定を強化する上で重要な役割を果たすことができます。
国際問題の専門家であるハニーフ・ガッファーリー氏は、中国やロシアとのイランの包括的な協力の重要性に関して、「イラン・中国・ロシアは国際体制において戦略的な重複・補完要素を持っており、アフガン問題やタクフィール派テロの増長の阻止といった問題、そして国際関係などの分野における米国の行動に起因する戦略的懸念を共有している」と述べています。
この数日、アフガン問題は同国の近隣諸国、さらには地域諸国にとっての重要課題となっています。アフガンでの安定、安全、和平の確立は、同国民と地域の有力国の願いです。そのような状況において、イラン、ロシア及び中国は包括的な協力を通じて、アフガンに関する継続的な協議と共同イニシアチブを持つことが可能です。
中国・ロシアとのイランの包括的な協力の重要性は、3氏の電話会談でも重要課題として扱われました。それは、戦略的条約が、この3カ国の地域・国際的協力の議題と、さまざまな側面での二国間関係の見通しを示していることが理由です。
シリアでのテロとの闘いにおけるイランとロシアの建設的な協力の経験、および平和と安全のための国際関係の分野でのイランと中国の効果的な相互協力により、アフガン問題というこの3カ国共通の懸念におけるこれらの国の協力の重要性が高まっています。
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