視点
イラン最高指導者が強調する、アフガン国民へのイランの支持
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、アフガニスタンの現状に触れ、イランとして同国国民への支持を強調しました。
ハーメネイー師は28日土曜、イラン政府閣僚らとの面会で、アフガンをイランの同胞であり、言語、宗教、文化を共有する国だとし、今月26日に起きた同国首都カーブル空港での自爆テロをはじめ人々の抱える問題に深い遺憾の意を表明しました。そして、これらの問題や困難は、20年間同国を占領し圧政を人々に強いたアメリカの仕業であると述べています
また、冠婚葬祭会場への空爆や若者の殺害、正当な理由なしでの多数の人々の収監、麻薬生産の激増などを、アメリカのアフガン駐留による負の遺産とした上で、「アメリカはアフガンの発展のために何一つ行動しなかった。今日のアフガンは、市民の権利やインフラの発展の点で20年前より後退していることはないにしても、進歩もしていない」としました。
さらに、アフガンに関するイランの立場についても、「我々はアフガン国民の味方である。なぜなら、これまでのように政権がいくつ変わろうとも、アフガン国民は変わらないからだ」と語りました。
20年の占領を経たアメリカの成果が失敗だらけであるというハーメネイー師の表明は、イランが数年前から予見していたとおり、アメリカがアフガンの過激派勢力との戦争に完敗し、同国から無残に撤退せざるを得なくなったことを示しています。
20年におよぶ占領を経ても、アメリカは自らのスローガンや誓約をアフガンで果たせないまま、同国から撤退しようとしています。
アフガン占領期間のアメリカの遺産といえば、無辜の市民の殺害やインフラの破壊など、取り返しのつかない損害を与えたことであり、米政府の偽善に満ちた素顔をこれまで以上に世界に対して明らかにしています。
アメリカは成果なきアフガン占領において、テロや麻薬の拡大をもたらし、アフガンへの国際的な資金援助も、外国企業の不正や不必要なプロジェクトへの割り当てで中抜きにされることになりました。まさにハーメネイー師が述べたとおり、アメリカはアフガンが市民の権利やインフラの観点から20年前よりも後れる原因となったのです。
過去数十年、アフガンは内戦や外国による占領に見舞われてきました。イランの外交政策の譲れない一線として、アフガン国民への恒常的な支援が挙げられます。この戦略的な政策は、イラン国内へのアフガン難民の受け入れや、少なくとも過去20年の同国復興のための支援といった形で証明できます。
旧支配勢力・タリバンがアフガンを掌握し、統一政府の樹立を強調している現在も、イランはアフガン国民の擁護を対アフガン政策の基本とし、人々の生活水準の向上、特に人々自らの意志による安心できる治安をもたらすため、あらゆる努力がなされる必要があるとの信念を持っています。
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