イランが、宇宙空間に制限生む計画について懸念表明
9月 01, 2021 15:25 Asia/Tokyo
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在オーストリア・ウィーン国際機関イラン政府代表部のガリーブアーバーディ代表
在オーストリア・ウィーン国際機関イラン政府代表部のガリーブアーバーディ代表が、宇宙空間利用に制限を生む措置について懸念を表明しました。
ガリーブアーバーディ代表は、第64回COPUOS国連宇宙空間平和利用委員会年次会合において、「宇宙にある大型衛星群を通じた世界的インターネットの提供は、機会とともに様々な問題をともなう」と述べました。
続けて、「これらの衛星は、さらに包括的で有用な世界的インターネットを獲得するという展望のもとに計画されているものの、地表面に近い低軌道の大部分を占領するという危険性がついて回る」と説明したうえで、「低軌道の大半が占領されることは、開発途上国の宇宙空間利用や探索、この軌道への到達をさまたげる主な要因となる」と指摘しました。
また、「大型衛星群の打ち上げ計画は、ITU国際電気通信連合によって割り当てられている全ての周波数をすぐに埋め尽くしてしまうだろう」としました。
そして、「現段階でも低軌道は非常に混み合っており、新たに宇宙空間に進出する者にとって、利用できる軌道のポイントはいくらも残されていない」と述べました。
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