在ウィーン国際機関イラン代表、「イランは核関連の合意順守において最も透明性のある国」
在ウィーン国際機関イラン代表のガリーブアーバーディー氏は、IAEA・国際原子力機関のグロッシ事務局長が最近発表した報告に対して、「イランは核関連の合意順守において最も透明性のある国である」と語りました。
ガリーブアーバーディー氏は8日水曜、テレビのインタビューで、イランは現在の核関連活動やIAEAとの現在有効な合意の実施において、何の疑わしい点も曖昧な点もないとした上で、イランは最も多くのIAEAによる査察を受け入れていると述べました。
そして、「イランが行っている全ての核関連活動は、NPT・核拡散防止条約とIAEAによる保障措置(セーフガード)協定の枠内にある」と述べました。
ガリーブアーバーディー氏は、「西側は、自分たちは制裁解除という核合意内の責務を遵守せずにいながら、イランに対してだけ核合意の履行を求めることなどできない」とし、「IAEAの報告でさえも、このような不当な要求に法的根拠を与えることはできない」と指摘しました。
さらに、「残念ながら、IAEAは常に政治的な姿勢をとり、自らの独立性、中立性、プロフェッショナリズムを損ねてきた」としました。
ガリーブアーバーディー氏は7日火曜にも、IAEAのグロッシ事務局長による報告に反応して、「イランとIAEAの間には4つの保障措置が存在する」とし、IAEAに対して自らの独立性、中立性、プロフェッショナリズムを維持するよう勧告しました。
グロッシ事務局長は火曜夜に発表した報告で、イランにおけるIAEAの活動が著しく弱くなっていると主張しています。
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