イランが、イエメン封鎖解除と支援物資輸送・停戦を要請
(last modified Thu, 16 Sep 2021 06:58:15 GMT )
9月 16, 2021 15:58 Asia/Tokyo
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在スイス・ジュネーブ国際機関イラン代表部のアリーアーバーディー次席大使が、「イランは、イエメンに対する経済封鎖の解除、同国への支援物資輸送、停戦と包括的和平協議を求める」と強調しました。

アリーアーバーディー次席大使は15日水曜、国連人権理事会会合の2日目において、イエメンで危険な人道状況が続いていることに言及し、「この状況は、米国・カナダ・イギリスの同意と武器供給を受けた侵略者たる国々がこの7年間、違法な軍事侵略によって、イエメンの人々に対して非常に過酷な人道状況と危機を強いた結果である」と述べました。

続けて、「7年間におよぶイエメン国民への爆撃は、同国の人々を飢餓に陥れ、国内インフラを破壊したほか、テロの発生・拡大の土台をつくり出した」と指摘しました。

そして、戦争はどのような危機の解決方法にもならないと強調し、「イランは、イエメンに対する経済封鎖の解除、同国への支援物資輸送、停戦、包括的和平協議の開始を求める」としました。

サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、その他数か国の支援を得て、2015年3月からイエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を全面的に封鎖しています。

サウジアラビアとその同盟国が起こした戦闘により、イエメンではこれまでに1万6000人以上が死亡、数万人が負傷し、数百万人もの人々が住む家を失っています。

サウジアラビアの軍事攻撃により、アラブ圏最貧国とされるイエメンは食料や医薬品の深刻な不足に陥っています。

 

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